議員報酬20%削減(年度末まで実施)につきまして、5月臨時議会にて議員提案をさせて頂きましたが、残念ながらあと一人の賛同が得られず、否決となりました。5月臨時議会の記録として全文を公開いたします。

【提案内容・提案の理由の説明】議員報酬20%削減
ただいま上程されました議員提出議案 第3号「議員の議員報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例」の制定につきまして、地方自治法 第112条及び富田林市議会 会議規則 第14条の規定により提出させていただきます。

提出者は、不肖私、南方泉でございます。
賛成者は、左近憲一議員、中山佑子議員でございます。

まずは、提案の理由をご説明致します。
本市の経常収支比率は平成30年度決算で93.5%、臨時財政対策債を除くと100.3%と高い水準にあり財政が硬直化しております。
扶助費の増加傾向が見られることや、今後、老朽化した施設の大量更新等に伴い公債費が増加することも見込まれていることなどを考えると、さらに財政の硬直化が進むものと思われます。
また、新型コロナウィルス感染症の蔓延による影響を受け、本市の市税等の徴収率が低下することや、来年度以降の調定額が減少することも予想されます。
加えて、今年は国勢調査が予定されており、人口が減少している本市は地方交付税交付金の算定の基礎となる基準財政需要額が減少することが見込まれます。このような状況を考慮すると、本市の財政は一層厳しい局面を迎えるものと思われます。 議員報酬の20%カットが本市の財政に与える影響は小さいことは理解しております。
しかしながら、少しでも市民の皆さまのために使える財源を増やしたい。
また、私たちが自らの身を切る覚悟を示すことにより、執行部の行財政改革を促したいと考え、今回の提案をさせて頂きます。
次に、提案の内容をご説明致します。 

本則中「平成26年4月1日から平成27年3月31日まで」を「令和2年6月1日から令和3年3月31日まで」に、「100分の5」を「100分の20」に改めるものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は令和2年6月1日から施行するものであります。
分かりやすく言い換えますと、来月から令和2年度中の議員報酬を20%削減するということであります。
提案の理由並びに提案内容のご説明は以上でございます。

何とぞご賛同いただきますよう、よろしくお願い致します。